Thursday, November 3, 2011

掲載告知:「権力と自由――「自然の暴力」についての政治学」


論文掲載のお知らせです。

10月刊行の『法政大学 大学院紀要』第67号(91-111頁)に、「権力と自由――「自然の暴力」についての政治学」と題する拙論が掲載されました。

内容は、修論の権力論(第1章第3節)と「自由の終焉」の一部(こちらから読めます)を合体させたもので、その前後に辻褄合わせで少しだけ何か言っています。


随分と大きなテーマを扱っているので、タイトルに見合うような議論が展開されているのかと言えば分かりませんが、それでも何かしら人様の思考のヒントとなり得るような一断片でも含まれているのではないかなぁ、とは期待しておるところです。

全国の大学図書館にはそれなりに所蔵されているようですので、ご興味をお持ち頂いた方には是非パラパラとめくってもらえれば幸いです(ただし第1節は冗長なので、飛ばした方がいいです)。ある程度時日が経てば、リポジトリの方にも載るのかなぁとは思いますが、定かではありません。


最近は査読なしの紀要への風当たりが強いようですが、査読というシステムを回していくことの(投稿者・査読者・編集者の三方にとっての)大変さはあまり理解されているように見えません。他方で、査読誌に比べて長い分量(今回の拙論は4万字超)を書けて、かつ投稿から比較的短い期間で掲載される紀要のメリットもまた、見過ごされがちです。双方の利点を生かせる出版と評価のシステムを目指して欲しいと思いますが、まぁこれは余談でした。

内容的に新しい論文は、今後発表していけたらと思います。今後とも宜しくお願いします。


No comments:

Post a Comment

Share