Thursday, April 7, 2016

御礼: 源島 [2016]


著者の源島さんからご恵送頂きました.ありがとうございます.

前作に引き続きアイデアの政治によるブレア政権期の研究で,思惑の異なるアクター間での「協働」を可能にした条件を,言説分析を通じて明らかにするものになっています.

今回は特に「解釈主義」の立場が明確に打ち出されており,方法的意識がより鮮明になっているように(専門外ながら)感じました.ご研究の更なる展開が期待されます.

  • 源島穣 [2016] 「イギリスの社会的包摂をめぐるアイディア――パートナーシップ制度参加に向けて」『国際公共政策論集』37: 67-84.
    • はじめに
    • 第1章 ガバナンスの展開とパートナーシップ制度
      • 1、ガバナンスの展開―「効率性」から「協働」へ―
      • 2、パートナーシップ制度とその問題点
    • 第2章 分析枠組
      • 1、どのようなアイディアを析出するか
      • 2、アイディア析出の方法
    • 第3章 協働に対する政府、地方政府、ボランタリー・セクターの認識
      • 1、政府
      • 2、地方政府、ボランタリー・セクター
    • 第4章 アイディアの生成
      • 1、「社会関係資本」の論理
      • 2、「文化の変革」の論理
      • 3、アイディアの確定
    • 結論と今後の課題

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