- 松尾隆佑 [2014. 4] 「デモクラシーからデモクラシーへ」『クレスコ』158: 38-39.
一般誌に小論が掲載されました.「本との対話」という,見開き一頁のコーナーの執筆です.
全日本教職員組合が編集する教育誌ということで,主に学校教師の方々の読み物のようですが,一般の方も購入は可能なようです(書店でどのくらい扱っているかは分かりません).
書評ほどでもない,本を題材にしたエッセイをという発注だったのですが,やわらかな調子で短くまとめるのは今の私には難しく,生硬な文でごちゃごちゃとした話をする結果になっております.
雑誌全体のなかでも浮いていることと思いますが,もしお手に取る機会があればご笑覧下さい.
紹介した本は,以下の四点です.「デモクラシー」をテーマに,「この」デモクラシーとは異なるデモクラシーのヴィジョンを得ることの重要性について書きましたが,分量的制約もあり,特に中身のあることは言っておりません.
- ヘイ, コリン [2012] 『政治はなぜ嫌われるのか――民主主義の取り戻し方』吉田徹 (訳), 岩波書店.
- 鵜飼健史 [2013] 『人民主権について』法政大学出版局.
- キーン, ジョン [2013] 『デモクラシーの生と死』上下巻, 森本醇 (訳), みすず書房.
- 鈴木健 [2013] 『なめらかな社会とその敵』勁草書房.